クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
「2人とも止めなさい! とにかく、佐和田さんは親しげに桐生課長に話しかけないで。桐生課長はね、日々の仕事をこなすのが精一杯なの。仕事中に私語をしてる場合じゃないのよ」


「私が誰と話そうが自由でしょ? 選ぶのは桐生課長。城之内さんも彼女に立候補すれば戦いますよ、私」


「瑠香、本当に止めて」


「あ~あ。もう自分のフロアに戻るわ。城之内さん、おばさんはすぐ怒るって本当なんですね。シワ増えちゃいますよ。ではでは~」


城之内さん、いちいちうるさくて、かなりめんどくさい。
気にしないで積極的に桐生課長にアプローチしなきゃ。そして、どんどん私の存在をアピールする。


私は、絶対に……桐生グループのイケメン御曹司、桐生課長の彼女になるんだから――


詩穂にも、城之内さんにも、あの人は渡さないし、邪魔させない。


「ま、桐生課長が詩穂を選ぶわけ、ないけどね」
< 97 / 278 >

この作品をシェア

pagetop