クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
御曹司と結婚式の話
「うそ~!!! やっぱりそうなんですか?」


「ほ、ほ、ほんとに!?」


「はい。まあ、一応、そうです」


我が家がものすごくにぎやかなのは、拓弥さんが「桐生グループ」の御曹司だと知られてしまったから。
真穂がネットで調べた情報を、改めて本人に確認したら大騒ぎになった。


「詩穂、何で言わなかったの? 桐生さんがあの『桐生グループ』の御曹司だったなんて、もうびっくりよ。お母さん、心臓がとび出しそうになったわ」


「私もびっくりした! まさかとは思ったけど、本物の桐生 拓弥さんだったとは!」


お母さんと真穂はかなり動揺している。
この興奮した様子を見ていると、拓弥さんはそれほどすごい人なんだと、改めて気付かされる。


「すみません。隠してたわけではないのですが……」


「ひけらかさないところが逆に好感持てるわよ。でも、天下の桐生グループの御曹司ともあろう人がなぜ詩穂と?」
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