彼はチョコレートの香り

一度勉強を中断し、チョコケーキを注文した

「このチョコケーキちょー美味しいよ!!」

「わっ!ちょっと!早苗、口のまわりすごいよ!ちょっと洗ってきな!」

あまりの美味しさに気をとられ口のまわりは戦争中
しかたなく手荒い場へと急いだ

歩きながら手荒い場を探す

「・・・あった!」


見つけた私は一気に走った

ドンッ!

「っ!!!」

なにかにぶつかって尻餅をついてしまった

「大丈夫?」

目の前にはかっこいいウェイトレスさん

「だ、大丈夫です!」

そう言って立ち上がったとき力が入らずウェイトレスさんにぶつかった

「大丈夫じゃないな…その様子だと」

そう言って薄く笑う

ウェイトレスさんからは甘い甘いチョコの香りがした


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