その時はきっと 星空がきれい

日曜日。
今日で全てなくなるかもしれない。でも逃げたくない。
深呼吸をして僕の好きな人の元へ向かう。

「星那さん」
「あっ瞬くん!こっちだよ」
「はい」

そうしていつも通り一日を過ごす。
お互いあの日のことは話さない。

もう暗くなってきた頃、「そろそろ帰ろうか」そう言った星那さんに続いて本屋を後にした。
< 36 / 72 >

この作品をシェア

pagetop