その時はきっと 星空がきれい
第3章
あの日からもう2ヶ月が過ぎた。
そしてあの日曜日から星那さんは本当に本屋に来なくなった。
星那さんと初めて出会った日から今はもう気づけば雪が降る季節だ。僕ももう少しで卒業。
進路もまだ見つけられていないまま、時間が過ぎるのはあっという間で。

僕は何がしたいのだろう。何が好きなのだろう。

毎日考える。

好きなことは見つけたのだけれどしたいことが分からない。

星那さんならこんな僕にどんな言葉をくれるだろう。
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