その時はきっと 星空がきれい
「え?」
「私は社会人で大人。瞬くんは高校生。そんな2人に世間はきっと厳しい。だから遮った。聞かなければ、知らないフリができるから。」
「だから...それじゃあ最後に言ったごめんねはなんだったんですか?」
「ああ、あれ。聞こえてたんだね」
「はい、でも振り返るともう星那さんはいませんでした。」
「私も同じ気持ちだったからだよ。」
「え?それって...」
「そう。あの時瞬くんが伝えようとしてくれていた気持ちと同じ。だから酷いことをしちゃったなって思って出たごめんね、だね」