その時はきっと 星空がきれい

「星那さん」
「...ん?」
「僕が高校を卒業したら、あの日の続きを聞いてくれますか?」
「ふふ...うん。わかった」
「それまでは言いません。でもずっと同じ気持ちだって忘れないでください」
「うん。ありがとう」
「それから。もう僕の元から離れないでください」
「...うん。わかったよ」
「夜、寝れないなら星那さんが眠るまで一緒にいます。電話でもいいです。なんでもいいんです。1人が嫌な日はここにきます。何時でもいいです、だから星那さん。もう1人で抱え込んで泣かないで」
「うん。ありがとう」
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