【受賞】ブルーガーネットな恋 ~エリート上司は激愛を隠して部下に近づく~
「選べません。高くて買えません」
「俺が出すから大丈夫」
「余計に選べません」
「じゃあ、選んでもらうか。すみません」
固辞する柚花に焦れたように、京吾は店員を呼ぶ。
「彼女に似合う服を。何着でもいいから」
「かしこまりました」
「こ、困ります!」
「試着だけでもいいから」
京吾に言われて、柚花は半ばあきらめた。店員に手間をかけさせるのは申し訳ないが、試着だけなら無料だ。
店員がいくつか選んだ服を試着して、着替えるたびに京吾に見せる。
最後の一着である花柄のワンピースを着たときには、やっと終わりだ、と安堵してしまった。ふんわりしていて、とてもかわいらしいものだった。
「どれもいいな。君のかわいさが倍増する」
「お世辞、ありがとうございます」
柚花はにっこり笑って答えた。が、内心は心臓がばくばくだった。ほかの誰に言われても笑って聞き流せただろうが、彼が言うとなぜか脳の奥に直撃を受けてしまう。
「お世辞じゃないよ。どれが気に入った?」
「どれも素敵で……」
「俺が出すから大丈夫」
「余計に選べません」
「じゃあ、選んでもらうか。すみません」
固辞する柚花に焦れたように、京吾は店員を呼ぶ。
「彼女に似合う服を。何着でもいいから」
「かしこまりました」
「こ、困ります!」
「試着だけでもいいから」
京吾に言われて、柚花は半ばあきらめた。店員に手間をかけさせるのは申し訳ないが、試着だけなら無料だ。
店員がいくつか選んだ服を試着して、着替えるたびに京吾に見せる。
最後の一着である花柄のワンピースを着たときには、やっと終わりだ、と安堵してしまった。ふんわりしていて、とてもかわいらしいものだった。
「どれもいいな。君のかわいさが倍増する」
「お世辞、ありがとうございます」
柚花はにっこり笑って答えた。が、内心は心臓がばくばくだった。ほかの誰に言われても笑って聞き流せただろうが、彼が言うとなぜか脳の奥に直撃を受けてしまう。
「お世辞じゃないよ。どれが気に入った?」
「どれも素敵で……」