警察の極上プロファイラーが実験と称して私を溺愛してくる
 エレベーターが到着した廊下もまたホテルのようだった。小夜歌が知るマンションは廊下が外に面しているものだったが、ここはすべてが内廊下だ。

「すごい豪華……」
「部屋の玄関も指紋認証だから、あとで登録するぞ」
「はい、わかりました」
 思わず敬語になってしまい、真玄にくすっと笑われてしまった。





 部屋に入ると、空いている一室を使うように言われた。
「客用の布団もあるし、なんとかなるよな?」
「うん。ありがとう」

「この部屋は好きに使ってくれ。君の好みに装飾してくれてもいい」
 客用の布団しかない部屋に荷物を置くと、彼は3LDKの各部屋を案内してくれた。

「トイレはこっちで、シャワーはこっち、俺の部屋はここだから入るなよ。こっちの部屋はほぼ物置だ。冷蔵庫にあるものは好きに飲み食いしてくれ。テレビもエアコンも家にあるものは自由に使っていい。とりあえずコーヒーでも飲むか?」

 あれこれと気遣ってくれる真玄に、なんだか小夜歌はいたたまれなくなった。
「……なんか、ごめんなさい」

「急にどうした」
 真玄は苦笑して彼女をダイニングの椅子に座らせた。

「疑ったり頼ったり、私って自分勝手だなあって」
「人間なんてみんな勝手な生き物だろ。気にするな」
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