ロマンスに心酔



順番にお風呂に入り、歯磨きをする。

大きなベッドにふたりで寝転がり、毛布をかぶってプロジェクターで動画を見ていると、日付が変わり、誕生日を迎えた。


「さな、誕生日おめでとう」


「えへへ、ありがとうございます!」


「ちょっと待ってて」


そう言ってせんぱいがベッドから降り、クローゼットから紙袋を持ってくる。


「はい」


「え〜!ありがとうございます、うれしい!」


わたしも起き上がって、紙袋を受け取った。


「開けていいですか?」


「ん」


高級ブランドらしい丁寧な包装。

ひとつずつ解いていくと、中からは真っ白なマフラーが出てきた。


「ええっ、かわいい⋯⋯!ふわっふわだ〜」


「さなは白が似合うから」


「ありがとうございます!うれしい〜!」


思わずマフラーをぎゅっと抱きしめる。

少し照れているせんぱいが愛おしい。

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