ロマンスに心酔
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───「水飲みな」
「あ、りがと、ござい、ます」
熱い。熱くて仕方がない。
身体中の血液が沸騰したような感覚。
行為後、ベッドでぐったりとするわたしに、せんぱいが冷蔵庫からペットボトルをもってきてくれる。
ゆっくりと起き上がり一口飲むと、少し体温が下がったような気がする。
「⋯⋯からだ、平気?」
「⋯⋯ん」
「ごめん、無理させたかも」
「だい、じょうぶ、です⋯⋯」
声が少し枯れている。恥ずかしい。
「シャワーはあした浴びるか」
「⋯⋯ん、」
正直、今はもうこれ以上動けない。
脱ぎ捨てたTシャツだけ雑に羽織ると、そのまま寝転ぶ。
せんぱいの手を掴み顔に当てると、つめたくて気持ちいい。
「⋯⋯おやすみ」
「おやすみ、なさい」
「頑張ってくれてありがと」
反対の手で頭を撫でられる。
心地よくて、思わずふふ、と笑いながら、ゆっくりと眠りに落ちていった。
END.
