ロマンスに心酔
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「青葉さん、お昼いこ」
「ぜひ!」
キリがいいところでいったんパソコンを閉じると、河野さんが声をかけてくれる。
正直、ひとりだとフロアを出るのが怖かったからありがたい。
スマホと財布を持ち、食堂へ向かった。
「⋯⋯なんか、すっごい見られてるね」
「やっぱり、そうですよね、わたしの勘違いじゃなかった⋯⋯」
同じ会社のひとたちがいっぱいいるところで話をしたもんだから、誰かの耳には確実に入っていたのだろう。
やはり噂が広まっているようで、あらゆるところから視線を感じる。
「河野さんがいてくれてほんとに助かりました、ひとりじゃ耐えられなかったです⋯⋯」
「ある程度予想してたから声かけたんだけど、予想以上だわ。前ちゃん恐るべし」
変なところでせんぱいの人気っぷりを実感する。