ベランダ越しに花束を


その時、枯葉が、髪が、一斉に舞い上がった。

木々が波のような音を立てる。

つられて空を見上げたとき、光琉が、大好きなあの優しい笑顔で笑いかけてくれた気がした。

まるで私に元気づけるように。

あの日々もそうだった。
< 234 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop