ベランダ越しに花束を

上手く誤魔化したつもりだったが、光琉の目には騙されなかったらしい。

「もしかして、いじめられたヤツらに見られるかもとか思ってる?」

光琉が、私の思っていることを、そっくりそのまま言ったので、びっくりした。

私は口を開いたまま固まってしまった。

そして光琉はそれに察したのか、「やっぱり」と、やれやれな感じで言った。

「あのなぁ、そんなもん俺が守るって」

光琉は、安心して、と語ってるような笑みを見せる。
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