きっとそれは幸せな夢だった
「じゃあ、私帰りますね。」

「ちょっと待ち。さすがに暗いし、送ってくわ。」

「え、大丈夫ですよ。大体いつも帰るのこのくらいですし。」

「いーから。5分だけ待ってて。」


バタバタ支度し始めた先生を

置いて帰るのもなんとなく申し訳なくて

私は英単語帳を片手に、その場で待つことにした。


「はい、お待たせ。ったく、もう今日も十分勉強してただろ、」


こんな空き時間にまでしなくても、と苦笑した先生は

ほら早く帰るぞー、と私の腕を引いた。
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