ワケありニートな年下ワンコを飼いました
「彩女さーん。今日は、おしるこを作りましょうか」
年が明けて1週間。ガクくんは、毎日なにかしら料理を教えてくれている。
料理と言っても本当に簡単なものばかりだし、常に隣で見張ってくれているわけだけど。栗きんとんが上手にできたから、調子に乗っているのよね……私が。
「それにしても彩女さん、長い休暇ですよねぇ。有給休暇と別に取れるなんて、いい会社だなぁ。あ、そろそろ砂糖を入れましょうか」
まるで料理番組のようにボウルに用意されていた砂糖を、ふつふつと音を立てている小豆へ加えた。
あんこからじゃなくて、小豆を煮るところからおしるこを作るなんて。さすがガクくんだわ。
「小豆は砂糖を入れるとやわらかくならないので、指でつぶせるくらいになってから入れるんです。一気に入れずに、3回くらいに分けましょう」
「3回ね……あっ!」
分けようと思ったのに、1回でドバっと入ってしまった。こういうところよ……不器用すぎて、泣けてくる。
「ほとんど全部入っちゃった……」
「大丈夫ですよ、ムラにならないようにと思っただけなので。やさーしく、混ぜてくださいね」
「や、優しく……」
そう言われても、力加減がよく分からない。でもガクくんが指摘しないから、これくらいでいいのかな。
慎重に混ぜていると、甘い香りがふわりと立ちのぼってきた。よかった、なんとか失敗せずにできそう。
年が明けて1週間。ガクくんは、毎日なにかしら料理を教えてくれている。
料理と言っても本当に簡単なものばかりだし、常に隣で見張ってくれているわけだけど。栗きんとんが上手にできたから、調子に乗っているのよね……私が。
「それにしても彩女さん、長い休暇ですよねぇ。有給休暇と別に取れるなんて、いい会社だなぁ。あ、そろそろ砂糖を入れましょうか」
まるで料理番組のようにボウルに用意されていた砂糖を、ふつふつと音を立てている小豆へ加えた。
あんこからじゃなくて、小豆を煮るところからおしるこを作るなんて。さすがガクくんだわ。
「小豆は砂糖を入れるとやわらかくならないので、指でつぶせるくらいになってから入れるんです。一気に入れずに、3回くらいに分けましょう」
「3回ね……あっ!」
分けようと思ったのに、1回でドバっと入ってしまった。こういうところよ……不器用すぎて、泣けてくる。
「ほとんど全部入っちゃった……」
「大丈夫ですよ、ムラにならないようにと思っただけなので。やさーしく、混ぜてくださいね」
「や、優しく……」
そう言われても、力加減がよく分からない。でもガクくんが指摘しないから、これくらいでいいのかな。
慎重に混ぜていると、甘い香りがふわりと立ちのぼってきた。よかった、なんとか失敗せずにできそう。