冷血悪魔な社長は愛しの契約妻を誰にも譲らない
「藍斗さんの仕事振りに問題がないのは、連日話題になっているプレザントリゾートの件からわかるはずです」

「だからそのせいでおかしくなってるんじゃないのって話」

「もしそうなんだとしたら、心配するところじゃないでしょうか。『こんな女と結婚してどうかしてる』じゃなく、『よっぽど疲れてるんだろうか』とか」

 ふ、と隣で藍斗さんが笑ったのがわかった。

 黙って聞いていないで、早く止めてほしい。

「藍斗さんからきちんと説明してください。今日はそのために来たんだと思ってたので」

 明らかに敵対してくる相手と言い合いはしたくなくて、後は藍斗さんに丸投げする。

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