恋愛口喧嘩。


「…やっぱり、寝坊だったのか」


…っは!と気付いた時には遅し。


またニタニタ笑うオッサン。


や、ヤバい…



「君はなぜ、梧桐くん見たいに
 素直じゃないんだい?」



だ、誰か…助けてー!!!


「私たちは寝坊より、
 嘘ついたことが気になるなあ」



へ、ヘルプミー!!!!


ど、どうすればいい!?

この状況!!


…と、その時。


「飯田先生。柏原先生。
 早く来てくださいよ。
 職員会議が始まりません」



おおおおお!!救世主!!

パッと後ろを振り返れば、


いかにも新人って顔のイケメン兄さん先生。



かっけえええええ!!


「あ、ああ、そうだった。
 すまんすまん。」


オッサンが慌てて立ち上がる。


「本田くん。今日はかろうじて免除だが、
 次やったら…免除ではないぞ」


「…はい!」


ヤベ、超笑顔で言っちゃったよ。
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