DOLL 人形達の物語
俺があの部屋を飛び出してから
お嬢様もギルドの関係者も自分を探しているはずだ。
そして、ここは病院。
ここがギルドの病院なら、あのお嬢様が来た時点で俺はまた引き渡されることになるだろう。
そんなの………ごめんだ。
ブチッ!!!!
自分につけられている点滴を雑に抜き取り
一刻も早くここから出ようとした時
聞き慣れた声がした。
「まぁ、そんなに慌てなくてもいいですよ、隊長?」
それは、
「…………旭兔(アサト)」
俺をあの女の所にやった張本人だ。