DOLL 人形達の物語
朝だからなのだろうか?
それとも大切な仕事が入っていないからなのだろうか
男は伸びた髭をそっておらず
そのせいで折角の綺麗な顔が小汚く見える。
そんな男がいつものように胡散臭い笑みを浮かべ
軽く、あまりにも軽く挨拶をする。
「よ、第七隊長」
(旭兔がいるってことは、ここはやっぱり『エンヴィー』の医務室?)
自分の居場所を徐々に把握していき、旭兔が居るとわかり少し安堵する。
…が、隣で今だに、にやにや笑っている男をジロリッと睨む。