白雪姫は寵愛されている【完】
「白藤千雪…お前、俺の女にならねーか?」
「……え…?」
顔が凄く近いし掴まれた手も痛い。
「ご、ごめんなさ…!」
「ああ、俺の女になるなら髪切れよ。特に前髪…なんなら俺が切ってやる。手先は器用だからな」
───────ッ…、
「わ、わたし…大丈夫です…!」
「なら俺の知り合いに切ってもらうか。美容師の知り合いがいるからな」
離れない。
力が強い。
「っ…、大丈夫ですから…!私…」
「別に性欲処理として置いとくわけじゃない。俺の彼女としておいてやるよ。まあ…ぼちぼちヤるつもりだけどな?」
「だ…大丈夫です…!」
「そう言うなよ。すぐにってわけじゃない、ぼちぼちって言っただろ?」
話が全く通じない。
「ご、…ごめ…なさ…っ!」
「ここで俺が話しかけなかったら、完全にヤられてた。それを救ってやったのは俺だろ?」
「そ、れは…ありがとうございました…!で、でも、ごめんな…さ、」
「は?俺がここまで言ってやってんのにか?」
”また”何か…してしまったんだ。
私が変な風に期待させたんだ。
今日は…誰も、助けてくれない。
私から逃げ出したんだから。
「善は急げだな。美容室行くぞ」
引っ張られた。
抵抗はしたが、私には対抗できる力も何もない。
「…は、離してください!」
「あ゛?」
手を握られて、引っ張られて…今まで仁くんにされていた事なのに。その時よりもどうしてこんなに不安で、怖くて仕方ないのだろう?
「…手、手を…は、離して下さい…」
怖くて体が震えていて、声も震える。
「…フッ、それで抵抗してんのか?他の女でさえ、もっと抵抗できんぞ?」
「ッ…は、離して下さい…!」
「いいから早く来い」
抵抗してもなんでこんなに簡単に引っ張られるの。
やだ。嫌だよ。
助けて。
「───────仁くん、」
「……え…?」
顔が凄く近いし掴まれた手も痛い。
「ご、ごめんなさ…!」
「ああ、俺の女になるなら髪切れよ。特に前髪…なんなら俺が切ってやる。手先は器用だからな」
───────ッ…、
「わ、わたし…大丈夫です…!」
「なら俺の知り合いに切ってもらうか。美容師の知り合いがいるからな」
離れない。
力が強い。
「っ…、大丈夫ですから…!私…」
「別に性欲処理として置いとくわけじゃない。俺の彼女としておいてやるよ。まあ…ぼちぼちヤるつもりだけどな?」
「だ…大丈夫です…!」
「そう言うなよ。すぐにってわけじゃない、ぼちぼちって言っただろ?」
話が全く通じない。
「ご、…ごめ…なさ…っ!」
「ここで俺が話しかけなかったら、完全にヤられてた。それを救ってやったのは俺だろ?」
「そ、れは…ありがとうございました…!で、でも、ごめんな…さ、」
「は?俺がここまで言ってやってんのにか?」
”また”何か…してしまったんだ。
私が変な風に期待させたんだ。
今日は…誰も、助けてくれない。
私から逃げ出したんだから。
「善は急げだな。美容室行くぞ」
引っ張られた。
抵抗はしたが、私には対抗できる力も何もない。
「…は、離してください!」
「あ゛?」
手を握られて、引っ張られて…今まで仁くんにされていた事なのに。その時よりもどうしてこんなに不安で、怖くて仕方ないのだろう?
「…手、手を…は、離して下さい…」
怖くて体が震えていて、声も震える。
「…フッ、それで抵抗してんのか?他の女でさえ、もっと抵抗できんぞ?」
「ッ…は、離して下さい…!」
「いいから早く来い」
抵抗してもなんでこんなに簡単に引っ張られるの。
やだ。嫌だよ。
助けて。
「───────仁くん、」