白雪姫は寵愛されている【完】
イカリミコト。
碇 美琴。
お疲れ様です、と毎日話をしてくれる彼の名前だった。
同姓同名…です。
美琴さんなんて名前は何処にでもあるもの…。
メッセージアプリのその名前をタップした。
ミコト「サクヤ、お前の妹居るぞ。どうなってんだ?」
サクヤ「妹?白雪?白藤千雪なのか?別人ではなく?」
ミコト「ああ、白藤千雪で間違いない。前見せられた写真と同じだ。写真送るか?」
サクヤ「頼む」
送られてきた写真は、背景が朱雀の溜まり場。
まだ朱雀に馴染めていない怯えている私の姿。
サクヤ「白雪で間違いない。」
ミコト「ちゃんと繋いどけって言っただろ。」
サクヤ「黙れ。隙を見て追い出せ。その後は俺がやる。」
ミコト「出来たらしてる。必ずあいつ等が付いている状態なんだよ。一人になるタイミングが無い。」
サクヤ「分かった。ならそのままでいい。」
ミコト「いいのかよ。」
サクヤ「良くない。今すぐ白雪を返して貰いたいぐらいだ。だが、仕方ない。今は抑える。もし白雪に何か変な真似をした時は迷わず刺し殺せ。いいな?」
ミコト「了。」