白雪姫は寵愛されている【完】


嘘…。あり得ない。嘘です。こんな……。


そう片付けるわけにはいかない私の写真と私の現状。
あいつ等というのはきっと仁くん達の事。


刺し…殺す?


なんでそんな事言うの?
美琴さんと朔也くんはどういう関係なの…?

頭では分かっている。美琴さんが朔也くんと連絡を取っている。そして総長と言われている。それは…この二人が─────────、


間違えてタップしたのは写真のアプリだった。



「あっ…、どうし………ヒッ!」



さっきよりも更に震え、思わずソファに携帯を落とした。

血の気が引く。
その多くの写真に。


「私の…写真だけ……、」


それは全部、私しかいなかったから。

カメラ目線じゃない私の姿。
いつ撮られたのか分からないものばかり。

買い物をしている時、ご飯を作っている時、洗い物をしてる時、洗濯物を干している時………お風呂に入っている時。寝てる写真。


な、にこれ…なんで私ばっかり…。
こんな裸みたいなものまで…、なんで。いつ…。

どうして朔也くんがこんな…!




ガチャ─────────、




玄関の方で鍵が開く音がした。



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