誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
「美来、全部揃ったから、運んでくれる?」
「こっちの多い方が、先生ですね?」
「美来のだよ」
「私の?」
「食べたかったんだろ?俺の生姜焼き」
「嬉しい!食べます!」
満面な笑顔で先生に返事をすると、フッと笑う先生が、小さな声で何か呟いた。
「えっ?」
「何でもないよ」

今・・・『可愛い』って・・・
そんなわけないよね。私の思い込みが、そう聞こえただけ・・・

料理が出来て、先生との今までのことを、思い出していた。
「味付け・・・口に合わないか?」
「いえ、凄く美味しいです!また、作ってください」
「仕方無い・・・妹のためだしな」

その言葉を聞いた時、胸がギュッと締め付けられた。
妹・・・先生の仕草と言葉にドキドキしても、『兄妹』という言葉が、現実に引き戻す。

「楽しみにしてますね」
「あと3ヶ月のうち、何回一緒に食事出来るか、分からないからな」

そうか・・・先生と暮らせるのも、あと3ヶ月なんだ・・・
清々する・・・先生はきっと、そう思っているだろうけど、私は・・・

数ヶ月前は、同居生活が終わる日が待ち遠しかったのに・・・
違う感情が込み上げてくる。
先生と・・・もっと一緒にいたいよ・・・
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