仮面を被った私たち




ない………

ないよ………



どこで落としたんだろ………



校舎内はもう既に暗い



スマホのライトを頼りに探してるけど…………全然見当たらない




あれだけは………何としてでも見つけないと…………



何よりも大切な物だから…………




「…………お前、バカ?」

「っ………なんか用?」

私の後ろにはアイツが立っていた

「さっき倒れたのに何してるんだよ
 さっさと帰れ
 親御さんも心配するから」

「……別に心配なんかしてないわよ
 用がないならほっといて」

「………これ探してんの?」

そう言うアイツの手には………私が探していたお守り

「何でアンタが………」

「職員室に落とし物で届いてた
 無闇に探す前に確認しろよ」

「…………返して」

「俺の質問に答えたら返してやる」

「…………アンタって本当に最低ね」

「何とでも言え
 まず一つ目、何故お前はそんな性格になった」

「生まれた時からずっと性格悪いんで」

「………それはない
 小さい頃のお前は………とても優しい目をしていて、明るい笑顔だった
 今のお前とはかけ離れている」

「小さい頃の私なんて知らないでしょ
 知ったようなこと言わないでくれる?」

< 13 / 84 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop