もう一度
「このハンカチ、あげる。」

ハンカチを渡した。

「あの、返さなくていいから。」

図書室以外で喋るのは初めてで、なんだか緊張してしまった。

「おう。」

佐竹くんはなんてことなさそうにしている。

すると後ろから詩音くんがやってきた。

「おはよ。流河」

き、気まずい。

一応軽く会釈する。

「な、ならまた。」

早歩きで校舎へ向かった。

佐竹くんが、何か感づいていることを知らずに………
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