チャリパイ11~時をかける森永探偵事務所~

もう、とうとう人類の未来もこれまでか…




…そう思ったその時、
今まで黙って腕組みをしていたてぃーだがロープ際まで走り寄り、シチローに向かって囁くように声を発した。




「シチロー!大変!
大家さんが今月の家賃の取り立てに来たわよ!」




ピクッ……




「あ…シチローが動いた…」




凪と子豚、ひろきが呆気にとられて見守る中、
カウントセブンで突然
ムックリと起き上がったシチローは、朦朧とした目つきで呟いた。


「…ヤバイ…ティダ…
オイラなら出張で出掛けてるって言って…」




「…そんなので起き上がっちゃうの?」


「悲しき『条件反射』ね…」


安堵の表情を浮かべ、てぃーだがホッと息をついた。


< 117 / 211 >

この作品をシェア

pagetop