極道の推し活、始めました。〜クールな若頭は童顔女子大生を寵愛して離さない〜
スマホの行方が気にならない訳では無いが、今は突然部屋に現れた会長からのサプライズプレゼントで胸がいっぱいだ。
夕飯時、いつも一人で寂しかった気持ちが一気に充実したかのような気持ちに変わり、掛け軸の中の仁睦さんを眺めながら食べるご飯は格別に美味しかった。
「……仁睦さん、かっこよ、、」
オカズなんてなくても、この掛け軸を見ながら白米が食べられる。まさにそんな状態で一人夕飯を楽しんでいると─…
すぅーっ、と静かに襖が開かれて…スーツ姿の仁睦さんが姿を現した。
「…に、仁睦さん!!!」
「……お兄《にぃ》呼びはどーした、妹」
襖が閉まる前に推しの名を声に出してしまった私を、すかさず一喝するお兄。…さすがです。
「今日は早かったんですね!今帰りですか?」
「あぁ、こんな日もある」
っと一言呟いたあと、仁睦さんの視線が一箇所で止まった。
「………なんだこれ」
「会長サマからいただきましたっ!!」
私と仁睦さんの路チューショットの掛け軸を目の当たりにした彼は…顔を引き攣らせてドン引きしているみたいだった。