熱の城
♜ 社内で一番忙しい男
どうして、こんな事に、なってしまったんだろう?
わたしの部屋の天井が、揺れている。熱い吐息が頬にかかり、彼の力強い腕がわたしをしっかりと引き寄せた。
声を上げずにはいられないくらい、甘い痛みが、わたしの身体の奥から突き上げるように、全身に広がった。
「―――…っ、やめて、……くだ、さい」
抵抗出来ないくらい強い力で組敷かれ、いきなりこんな事、信じられない。
彼の与えてくる享楽に、頭の中が麻痺して、思考力が、どんどんと無くなってゆく。
「……すずき、さん、……お願い」
止めてもらわなくちゃ。
何もかもこの快楽に塗り潰されて、どうでもよくなってしまう前に…―――
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