空飛ぶ海上保安官は、海が苦手な彼女を優しい愛で包み込む
3 順調な人生と不意打ち
私はもうすぐ秋を迎える、山ならではのアクティビティをめぐる企画を考えながらホテルへ出勤していた。
今はまだ八月だが、あっという間に季節は過ぎる。山の秋は短く、今から考えておかないと気付いた時には終わってしまう。
もう少ししたら紅葉シーズンが来る。紅葉スポットをめぐるツアーも考えよう、などと頭に巡らせながら、今日もお客様に最高の体験をしていただこうと、宿泊部フロント課の事務室に入る。
「おはようございます」
すると、デスクに腰掛けていた五人の社員全員が一斉にこちらを見た。
「泊里さん、おめでとうございます!」
「栄転ですね! すごい!」
一体何のことだろう。不思議に思いながら後輩が指差した先を見ると、異動辞令が張り出されていた。
今はまだ八月だが、あっという間に季節は過ぎる。山の秋は短く、今から考えておかないと気付いた時には終わってしまう。
もう少ししたら紅葉シーズンが来る。紅葉スポットをめぐるツアーも考えよう、などと頭に巡らせながら、今日もお客様に最高の体験をしていただこうと、宿泊部フロント課の事務室に入る。
「おはようございます」
すると、デスクに腰掛けていた五人の社員全員が一斉にこちらを見た。
「泊里さん、おめでとうございます!」
「栄転ですね! すごい!」
一体何のことだろう。不思議に思いながら後輩が指差した先を見ると、異動辞令が張り出されていた。