この想いが、キミに届きますように。
「い、いいの……?」
「うん!」
眩しい笑顔とともに差し出されたスマホをおそるおそる受け取って、私はデフォルメされた可愛らしいキャラクターの下に表示された3つの選択肢からひとつを選んでタップする。
途端に、幸せそうに頬を朱に染めるその子。
「……かわいい……」
「わ、めちゃくちゃ喜んでる」
いつのまにか隣に来て一緒に画面を覗きこんでいたらしい月島くんが、それを見て嬉しそうに声をあげる。
その距離の近さに妙な不快感を抱いてしまった私は、焦ったようにそのスマホを彼に返すと、彼から距離を取るかのように椅子から立ち上がった。
そんな私の挙動に唖然とする彼。
「た、田宮さん?どうしたの?」
「あっ……、え、と、その……」
向けられる視線が痛くて、それから逃げるように視線を彷徨わせていると、ふいに黒板の上の時計が目に入る。