尚美~最後のレディース
「受け取りな」
七海さんは日本酒の瓶をテーブルに置くとそう言い、私と真弓は日本酒の入った杯を両手で手にした。
「口上!」
その瞬間、左側に座っていた1個上の美和さんに言われ、私は両手で杯を顔の前に持ったまま、大声で口上を口にした。
「片瀬尚美!
この杯を受けるこの瞬間より、灯火9代目の看板を背負わせていただき、
紫の旗を命に代えても汚さない事を、ここに誓わせていただきます!!」
私はそう言って、杯に浮かぶ日本酒を飲み干した。
「萩村真弓!
この杯を受けるこの瞬間より、灯火9代目の看板を背負わせていただき、
紫の旗を命に代えても汚さない事を、ここに誓わせていただきます!!」
私に続いて真弓も口上を言い、杯の日本酒を飲み干した。