華の咲きかた
マドカさんは私よりも私の事をよく知っていた。
この時は何を言ってるのかよく分からなかったけど、
今になって考えると、やっぱりマドカさんは凄い。
「‥‥‥‥。」
電話を終えた私は、ふいにドレッサーを開けた
ドレッサーの中には卒業式に京介から貰ったバラが、乾燥してドライフラワーになっていて、
私はそれを手に取り、
壊れない様に優しく、
一枚一枚、華びらをムシリ取った。
間違ってる、
間違ってない。
間違ってる、
間違ってない。
間違ってる……
華びらを一枚だけ残し、
ゴミ箱へ捨てた――