華の咲きかた
「なあなあ、フォアの様子見に寄ってかない?」
「…また?
一昨日、見に行ったばっかだろ…
変わってねえだろそんな」
秋になると、
京介と優香の二人は、付き合い当初とは違い、徐々に一緒に居る時間が長くなっていた為、
私は綾と二人で行動する日が増えていた。
少し寂しいけど、それでもあの二人が上手くいってる事に安心し、
京介が私を好きだったという事実さえ、
忘れかけていた。
「沼っちー、
私の相棒の調子どう?」
「また来た…
そんな焦るなよ、免許取るまでまだ1ヶ月あるだろ」
ここ数ヶ月の間に、
綾が予約したフォアは、見違える様に綺麗になり、
ちょっと離れて見れば新車にしか見えない程、綺麗に仕上げられていた。