華の咲きかた
それから数日後。
この日は流しが有り、私と綾は少し早めに集合場所の河川敷に着き、
みんなが揃うまで先輩達や他のチームの人達と話をして時間を潰していた。
「うう〜さみい。
綾、カイロねえの?」
他のチームの人の車の中で待機していた夏美さんが、私達の所に来た。
「無いっすよー。
なんか急に冷え込みましたね、今日」
「ダメだ…寒いのだけは苦手なんだよな、私。
達也達に来る途中、買って来てもらうかな…」
「夏美さんも人間だったんすね」
「…あ?」
綾と夏美さんがじゃれ合っていると、その間に兄貴や京介達が到着した。
「あーあ、バカ綾のせいで頼めなかったじゃねえか。
罰としてお前買って来い」
「ええ…特攻服着てるのにウロウロ出来ませんよ…」