華の咲きかた
翌日の夜。
綾と優香が私の家に来て、花見の時間まで少し早かった為、部屋で時間を潰していると、
拓真とリンが外から帰って来て、私の部屋に入って来た。
「美咲、電車で行くんだろ?バブ俺達に貸して」
「別にいいけど、あんたらどうしたのそれ。
すげー量だな」
拓真達の手には大量の買い物袋が握られていた。
「花見で使う酒とツマミ。
兄貴に頼まれたんだけど、二人じゃ持ってけそうにないから、
今から京介さんに電話して手伝ってもらう」
「ふーん、ご苦労様」
中2になった拓真とリンは、
ここ最近、連合の人達を始め色々な先輩達と知り合い、
さすがに他の先輩達の手前、京介の事を京ちゃんと呼びづらくなったらしく、いつからか京介さんと呼ぶ様になっていて、
気付けば身長も伸び、ようやく小学生臭さが抜けてきた二人は、
一端のヤンキー面になってきていた。