華の咲きかた
私達がマンションを出ると、
京介のFXが駐車場に入って来た。
「お疲れっす」
京介が私達に近寄ると、
優香はなぜか京介から目を背けていた。
「あんたこそお疲れ。
後輩に使われんなよ先輩」
「あはは。
さすがに30人分はあいつらだけじゃ持ってこれねえし、元々は関係無いから多目に見てやりますよ。
あいつら族じゃないし」
京介は綾にそう言って、
一度も優香と目を合わさずマンションの中へ入って行った。