華の咲きかた
映画が終わるまでなるべく時間を潰そうと思い、
ゆっくりと髪を洗い、
ゆっくり髪を乾かした。
乾かし終わった自分の髪からは、マドカさんと同じ匂いがして、
自分が悩みを相談しに来てるのも忘れ、
ご機嫌なニヤケ顔をしながら部屋に戻った。
「夏美とかが使ってる汚い布団しかないから、ベッド使っていいよ。
私は下で寝るから」
部屋に戻ると、マドカさんはテーブルをどかし、布団を敷いていた。
「…泊まっていいんですか?」
「もう朝になるし、
眠いから寝ながら話そ」
マドカさんはそう言って、パジャマを出してくれて、
私はそれに着替え、図々しくも、マドカさんのベッドで横になった。