華の咲きかた







映画が終わるまでなるべく時間を潰そうと思い、


ゆっくりと髪を洗い、

ゆっくり髪を乾かした。






乾かし終わった自分の髪からは、マドカさんと同じ匂いがして、


自分が悩みを相談しに来てるのも忘れ、


ご機嫌なニヤケ顔をしながら部屋に戻った。








「夏美とかが使ってる汚い布団しかないから、ベッド使っていいよ。

私は下で寝るから」







部屋に戻ると、マドカさんはテーブルをどかし、布団を敷いていた。







「…泊まっていいんですか?」



「もう朝になるし、

眠いから寝ながら話そ」








マドカさんはそう言って、パジャマを出してくれて、



私はそれに着替え、図々しくも、マドカさんのベッドで横になった。







< 182 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop