華の咲きかた








その時、



黙って見ていたマドカさんが、恵美先輩の所にゆっくりと近づいて行き、


突然、恵美先輩の髪の毛を掴んで顔を近づけた。








「先輩、

こんな醜態晒して、何考えてんですか?」




「………。」









クラブでチャラチャラ踊ってナンパされたあげく、

回されて男達に泣きついた初代達に、マドカさんは相当切れていたが、


周りで見ている人達でマドカさんを止める人は誰一人居なかった。









「私にくれませんか?


先輩のチーム」









引退しろ。


マドカさんはこんな恥を晒してしまった先輩達にケジメを取れと、

遠回しにそう言った。










「…わかった」










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