北帝連―Taiju×shinobu編



忍の家からの帰り道、お互い何も言葉を発せず、無言のまま歩いた。






「‥じゃあ、俺こっちだから」


「‥ああ」





雅紀と別れた後、俺は家に帰る気にはなれず、あてもなくフラフラと近所を徘徊した。






「‥‥‥‥」







友達の将来を奪った日。

いつか消える傷と、二度と消えない傷があるのだとすれば、この日オレの胸に刻み込まれた傷は、生涯消える事のない程に深い傷だった。








「‥‥俺の‥せいだ‥」





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