北帝連―Taiju×shinobu編




これまでは、顔を合わせても他に誰か必ず居たから喋らなくても何とかやり過ごせていたが、二人切りで顔を合わせたのはあの日の公園以来。







「帰んのか?」


「え‥あ、うん」






忍は相変わらず、いつも通りだった。

察しの良い奴だから、俺が気まずいのも理解した上で普通にしてくれているのだろうが。







「悪光浪士の金集めエグいな。

都築さん達?」


「あ、多分そう」


「ふうん。牧村さんと離れた途端、やりたい放題だよな、あの人ら」


「アハハ‥だな」







愛想笑いは出来るものの、やはりまだ目を見て話す事が出来ない。







「そういや雅紀が遊びたがってたぞ」


「そっか、今度誘ってよ」


「ああ」






その時、忍はポケットから何かを取り出し、カチンッというオイルライターの蓋が開く音に顔を上げると、口にくわえたタバコに火をつけていた。







「!!」


「‥‥ん?」



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