御曹司たちの溺愛レベル上昇中
▶▷気のゆるみ
夏休み前日、わたしたちの高校ではクラス対抗の球技大会が開催される。
午前中の授業一時間分は、他の先生や校長先生の注意事項やら大いに楽しめやらと、眠くなる話を聞いて、体育館へ。
第一体育館が普通科、第二体育館は他のコースが使う。
普通科の生徒の方が合計にして多いから大きい第一体育館なのだ。
一年ごとにバスケ、バレーボールと競技が変わる。
そして今年はバレーボール。
男女二面ずつの、計四面で行われる。
わけだけど……
「……おぉ」
はじめて校内で同じ場所に、
颯くん、響くん、雪さん……わたし、と四人が揃った。
中々こんな機会ない。かと言って声をかけることもないけど。
わたしたちのクラスは女子Aチームが一試合目で、男子のAチームは二試合目。
男女ともにAとBチームがクラス内で作られ、チームごとに行動している。
わたしはAだから今コート内。
そのため、コートの周りはクラスの女子半分と男子だらけで……
頑張れや勝てー!と応援が飛び交う。