御曹司たちの溺愛レベル上昇中
え、なにこれ。
似てる人とか?
わたしが知ってる小鳥遊くんは……
ブルーグレーの髪に、少し童顔な顔立ち。
固まる小鳥遊くん仮。
でも容姿が同じなの。
「……他人のそら似?実は双子だったとか?」
「そんなことあってたまるかっ!俺はこの世に一人しかいない!」
本物の小鳥遊くんは勢いよく立ち上がって、わたしの方に近付いてきた。
「なんでお前ここに居んだよっ!て言うか何で普通に入ってこれてんだ!?」
意味わかんねぇ!──と小鳥遊くんは頭を抱えてしゃがみこんでしまった。