御曹司たちの溺愛レベル上昇中

あ、そういう……。って響くん笑ってる。

文化祭が終わったからと席替えをされたわけだけど、くじ引きで決まった席に何故かずっと不機嫌そうだとは思ってた。
単に席が嫌なんだと思ってたけど……そういうこと、なのかな?

「颯くん、誰かと席の交渉してませんでした?」
「交渉?……あ」


そう言えば、

『あの席お前?一万でかわれ』
『え!?』

私の隣の男子にすごい形相でせまってたところを見た。

『小鳥遊ー、万札見せるのやめなさーい。持ってくるなー』

──なんて会話があった。


颯くん……完全に響くんに見透かされてない?

「……あ、ありました。万札ひらひらと」
「うーわ、やりそう。ま、僕もやるな。同じクラスなら。って、ははっ。琉衣さんと長々と話す僕にすごい顔してきてる」

颯くんの席へと目をやれば、頬杖をつきながらさっきよりとんでもない顔をしていた。
だけど響くんは全然気にしない。
それどころか『そうだ!』と何か思い出したようにわたしへ顔を寄せた。

「文化祭のあの時、ちゃーんと好きな人がいるんだって僕、断ってきたんですよ?だからこれから颯くんや雪兄さんじゃなくて、甘えるのは僕だけにして下さいね」


好きになるのも──
< 246 / 246 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:9

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ヒミツを知るのは私だけ!?

総文字数/34,553

恋愛(逆ハー)96ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
お父さんの海外転勤により、一人暮らしをすることになった……はずなのに── 水瀬 花耶 《ミズセ カヤ》 ✕ 干支をチーム名にした黒いパーカー集団 【黒寅─クロトラ】 財前 湊 《ザイゼン ミナト》 【黒巳─クロヘビ】 若月 氷雨 《ワカツキ ヒサメ》 【黒卯─クロウサギ】 恋本 美嵐 《コイモト ミラン》 【黒戌─クロイヌ】 温崎 壱心 《オンザキ イッシン》 【黒酉─クロトリ】 白岡 一颯 《シラオカ イブキ》 お父さんによって呼ばれた五人と同居することに……
溺愛されるオッドアイ

総文字数/69,712

恋愛(キケン・ダーク)174ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
人生の中で、この目でよかったと思える日は来るんだろうか── ワケアリなオッドアイを持つ少女 「あまり目を見ないで……」 椿野 和椛 《つばきの わか》 Stray 総長 「……惚れた」 黒夜 奏 《くろや そう》 チャラめ男子 「その目映えそうっ」 夏木 新 《なつき あらた》 極度の女子苦手男子 「……苦手なんだってば!!」 猫田 和真 《ねこた かずま》 和椛に興味津々男子 「君の目のしくみが気になる」 一色 瑚白 《いっしき こはく》
ワケアリ無気力くんが甘いです

総文字数/68,840

恋愛(純愛)153ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「またあの頃の夢……」 過去に付けられた 【あだ名】が 未だに尾を引いている 黒羽 夜子 (くろばね よるこ) × 「あ……胸焼けしてきた」 無気力儚げ美青年 先崎 優麗 (せんざき ゆら) 夜子の友達 志賀 かんな (しが かんな) 優麗の友達 藤田 理 (ふじた おさむ) ☆―――――☆ "君だけは俺のこと知っといて"

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop