御曹司たちの溺愛レベル上昇中


「……ま、まぁ二人とも本当にごめんね!なるべくわたしだけでなんとかするから」


二人の間にさりげなく入って伝えれば、小鳥遊くんも響くんもほんの小さく頷いてくれた。



「なら今は出来ることしていきます。これ、出しちゃっていいですか?」

「お前これいっきに出すつもりだったのかよ」


パンパンなゴミ袋たちを指差され、流石に溜めすぎたな……と思う。


でもお手伝いしてくれるって言っても、来て早々にゴミ出し担当にするのはちょっと……気が引ける。


「あー……あ!台所の食器!段ボールに積めて貰いたいな」


これも村田さんが纏めてくれたら大丈夫って言ってくれたし、これならゴミ出しよりいい、よね?


小鳥遊くんも響くんも持ちかけた袋を離し、台所の前に。


「んじゃまぁ、そいつからやるか」

「処分品って言っても、乱雑にいれないで下さいね?颯くん」

「そのままポイじゃねぇの?」

「箱一つにおさまった方が楽でしょう」


「危ないからっ軍手!使って」


二人に軍手を渡して早速、次々に食器を積めていってくれてる。
怪我なんてさせられないもん。



「颯くん入れ方汚い」

「十分だろ!?」



……一か月ぶりに我が家の中での声。


一人の空間じゃないのってやっぱり落ち着くなぁ。

< 42 / 250 >

この作品をシェア

pagetop