御曹司たちの溺愛レベル上昇中
「ふうん」
でも、響くんの目は変わらないままだ。
だけど小さなため息と同時に響くんは普通の顔つきに戻った。
「……悪い意味じゃないならいいです。とりあえず上がりますね。僕が来た理由は……言わなくてももう聞いてるでしょう?」
「う、うん。響くんまで、ごめんなさい。休みの日に」
小鳥遊くんと同じように涼しい顔で腕まくりをする響くん。
「別に気にしてません」
「ウソつけっ来るの遅かったじゃんか!」
黙っていた小鳥遊くんが口を開き響くんに指をさした。
だけど響くんはちらりと小鳥遊くんを横目に見るも何も言い返さない。
「俺と出れば良かったのに、先に出て後から来たのは迷ったからだろ」
「迷う?僕が道に迷うわけないでしょ?」
「道じゃねぇ。手伝いに行くか行かないか、だ!最初はばっくれようとしたけど、村田から言われたしそういうわけにも……あぁでもなぁ……って」
「っ……」
あれ、あからさまに響くんが顔を歪めた。
これは……もしや、図星ってこと?