御曹司たちの溺愛レベル上昇中
自分なりに綺麗にした部屋を目に焼け付け、アパートの下におり、時間を確認すればちょうど昼時だった。
わたしひとりならコンビニとかスーパーで済ませちゃうんだけど、そうは行かない。
そもそも小鳥遊家の面々はコンビニとか行くのかすら……危うい。
まっすぐ帰って、颯くんにはリクエストしてもらって作る方が良いかも?
「なあ小柳、どっかで飯……これあるから、買って食おうぜ。腹へった」
脚立を持参で店には入れないのはわかるけど、
買うならやっぱコンビニかな。
「……一つ聞いてもいい?」
「ん?」
「コンビニとかって行ったりするの?」
「村田が居た時はほとんど行かなかったけど、今は全然行く。うまいの沢山あるしな」
「そうなんだ」
なら近くのコンビニで買って、公園で食べることにしよう。
わたしは颯くんと脚立持ちを交互に代わりながらコンビニへ向かった。
「──お待たせ。おにぎり残ってたよ」
「おう」
何を食べるか颯くんに聞いてわたしがコンビニで買ってくる間、脚立があるから外で待ってもらった。
「いくらだった?」
颯くんが後ろポケットから財布を取り出そうとするけど、わたしは首を振る。