最強術者であることを隠して自由に生きようと思っていましたが現最強術者の花嫁になり溺愛されるようになりました
「あれが…照山鈴菜さん…。」
制服は切り裂かれた痕跡がいくつかあり
手や足も傷だらけ。それほど、加害者に痛めつけられたのだろうと悟る舞花。
「すごい怨みの力だ…。」と
彼女から強い怨みの気配がひしひしと伝わるのを感じている凪斗。
二人が気を逸らしている間に彼女は、また包丁を手に取りまた教師に目掛けて包丁を振りかざす。
一瞬切れる音が聞こえた。
(まずい…!まさか教師が…)と凪斗は焦りを感じた。
しかし教師は刺されていなかった。
なんと教師の前に舞花が瞬時に立ち塞がっていた。
立ち塞がったものの包丁を完全に避けることができず、左腕の皮膚が包丁によって切れていた。
「…っ」
皮膚が切れた感覚がした後、とてつもない痛みが走る。
血が流れ落ちていく。
が、切られた瞬間
『苦しい…悲しい…』
彼女の心の叫びらしき声が聞こえた。
舞花が怪我をした状態を見て危険だと感じた凪斗は
「雷牙!」と呼び出し舞花の目の前に現れ刀を構える人型の武神雷牙。
雷牙が現れたことにより後退る鈴菜。
殺そうとしているのに邪魔をされてしまい怒りが頂点に達したのか声を荒らげ始める。
「なんで…!!早く殺させてよ…!!
邪魔をするのなら…!!あなたから…」
そう言いながらこちらへと迫ってくる
「雷牙!」と言って攻撃させようとする凪斗を見て
舞花は、「やめて!」と声を荒らげる。
凪斗はやめるよう合図をして舞花の方へと近づく。
「鈴菜さんは怨霊だけれど…
まだ怨霊にまで堕ちきってはいないわ…っ」
左腕を抑えながらそう訴える舞花。
「堕ちきっていない…?一体どういうことだ。」
「彼女に切られた時にふと聞こえたの。
彼女の心の叫びの声が…。」
「…!
それって…つまり。」
「そう。彼女にはまだ怨み以外にも違う感情があるのよ。だから…。」
自我のある悪霊は
本来であれば怨みだけの感情しか持たない。
しかし、怨み以外にも別の感情があり
稀に落ちきってない状態だという。
その場合は、術者が自分の力を少しずつ注ぎ込む。
そうすれば怨みを取り除くことができ祓うことができるという。
そう考えた舞花は彼女の中にある怨みを取り除こうと考えた。
舞花は少しずつ彼女の方に歩み寄る。
「舞花!危険だ!」とふと凪斗の声が聞こえたが無視して彼女の前にやってきては力強く手で彼女が持つ包丁を振り払う。そして舞花は彼女を抱きしめ力を注ぎ込み始めた。
「離してよ…!お願い…!!」
振りほどこうとしても舞花の力が強くて離れることが出来ない。
「お願いよ…!!どうか殺させてよ…!」
そう言う彼女に舞花は優しい声で
「ダメよ。それは。あなたが本当の望みじゃないでしょう?」と言う。
がしかし
「本当の望み…?
ふざけないで!!私の望みは苦しめてきた奴らを全員殺すこと!それだけよ!!」と否定した。
がしかしそれを舞花は「嘘よ。」と否定した。
「私には分かってる。あなたの本当の望みが。」
「私の本当の望み…?」
そう言いながら段々と、床に崩れ落ちていく彼女に
舞花は次に、両手で優しく彼女の頬に触れまた力を注ぎ込み始める。
「あなたも感じているでしょう?あなたの本当の望みが…。」
「え…?」
そう言えば、認めたかのように唇をきつく噛みながらも
舞花の制服の裾を強く掴む。
「分かってる…!分かってるよ…。
けど私は奴らを殺してしまった。
そんなの望んたってもう…。」
そう言う彼女の声は震えており
そして目には涙が溜まっていた。
「…もっと生きたかったよぉ…!だって…お母さんにまだ親孝行していなかったんだもん…!こんな私をヤエザクラに入れようと必死に働いてくれて…。
いつか私もお母さんに返そうと思ったのに…!
なのに、奴らに滅茶苦茶にされて終いには命を奪われて…!奴らを許せなくて悔しくてでも苦しくて悲しくて心の中がぐちゃぐちゃになって…
私…っうわぁぁぁ!!」
と今まで怨みで抑えられていた感情が押し寄せてきたのか彼女は泣き出した。
大粒の涙が地面に溢れ落ちる。
そんな彼女を力を注ぎ込みつつも優しく背中を擦りながらも
「そうよね。それが本当の望みなのよね。
ありがとう。話してくれて。
痛かったね。辛かったね。
頑張ったね。後のことは私達に任せて。必ずあなたを苦しめてきた奴らにそれ相応の罰を与えさせるから。」と優しく口にした。
彼女の様子を見る限り怨みの感情が消えかけているように見えた舞花は、最後に力を強めて彼女の中にある怨みを取り除いた。
彼女の中から出てきたのは黒い渦のようなもの。
まとわりついていた怨みだ。彼女がいたから強かったものの本来、普通の妖よりも脆い存在のため軽く攻撃すれば消える。
舞花は桜子を呼び出し、消すよう指示して桜子は鉄扇で怨みを切り刻んだ。怨みは灰のように散っていった。
怨みが散った後、彼女は光に包まれる。
光が消えた後、二人はきっと怨みが消えてのと同時に彼女も消えていったのだと思っていた。
が違っていた。
目の前には
た髪は頭の右側でまとめてあり、和風の召使いの服を身に纏う、照山鈴菜らしき人がいた。
制服は切り裂かれた痕跡がいくつかあり
手や足も傷だらけ。それほど、加害者に痛めつけられたのだろうと悟る舞花。
「すごい怨みの力だ…。」と
彼女から強い怨みの気配がひしひしと伝わるのを感じている凪斗。
二人が気を逸らしている間に彼女は、また包丁を手に取りまた教師に目掛けて包丁を振りかざす。
一瞬切れる音が聞こえた。
(まずい…!まさか教師が…)と凪斗は焦りを感じた。
しかし教師は刺されていなかった。
なんと教師の前に舞花が瞬時に立ち塞がっていた。
立ち塞がったものの包丁を完全に避けることができず、左腕の皮膚が包丁によって切れていた。
「…っ」
皮膚が切れた感覚がした後、とてつもない痛みが走る。
血が流れ落ちていく。
が、切られた瞬間
『苦しい…悲しい…』
彼女の心の叫びらしき声が聞こえた。
舞花が怪我をした状態を見て危険だと感じた凪斗は
「雷牙!」と呼び出し舞花の目の前に現れ刀を構える人型の武神雷牙。
雷牙が現れたことにより後退る鈴菜。
殺そうとしているのに邪魔をされてしまい怒りが頂点に達したのか声を荒らげ始める。
「なんで…!!早く殺させてよ…!!
邪魔をするのなら…!!あなたから…」
そう言いながらこちらへと迫ってくる
「雷牙!」と言って攻撃させようとする凪斗を見て
舞花は、「やめて!」と声を荒らげる。
凪斗はやめるよう合図をして舞花の方へと近づく。
「鈴菜さんは怨霊だけれど…
まだ怨霊にまで堕ちきってはいないわ…っ」
左腕を抑えながらそう訴える舞花。
「堕ちきっていない…?一体どういうことだ。」
「彼女に切られた時にふと聞こえたの。
彼女の心の叫びの声が…。」
「…!
それって…つまり。」
「そう。彼女にはまだ怨み以外にも違う感情があるのよ。だから…。」
自我のある悪霊は
本来であれば怨みだけの感情しか持たない。
しかし、怨み以外にも別の感情があり
稀に落ちきってない状態だという。
その場合は、術者が自分の力を少しずつ注ぎ込む。
そうすれば怨みを取り除くことができ祓うことができるという。
そう考えた舞花は彼女の中にある怨みを取り除こうと考えた。
舞花は少しずつ彼女の方に歩み寄る。
「舞花!危険だ!」とふと凪斗の声が聞こえたが無視して彼女の前にやってきては力強く手で彼女が持つ包丁を振り払う。そして舞花は彼女を抱きしめ力を注ぎ込み始めた。
「離してよ…!お願い…!!」
振りほどこうとしても舞花の力が強くて離れることが出来ない。
「お願いよ…!!どうか殺させてよ…!」
そう言う彼女に舞花は優しい声で
「ダメよ。それは。あなたが本当の望みじゃないでしょう?」と言う。
がしかし
「本当の望み…?
ふざけないで!!私の望みは苦しめてきた奴らを全員殺すこと!それだけよ!!」と否定した。
がしかしそれを舞花は「嘘よ。」と否定した。
「私には分かってる。あなたの本当の望みが。」
「私の本当の望み…?」
そう言いながら段々と、床に崩れ落ちていく彼女に
舞花は次に、両手で優しく彼女の頬に触れまた力を注ぎ込み始める。
「あなたも感じているでしょう?あなたの本当の望みが…。」
「え…?」
そう言えば、認めたかのように唇をきつく噛みながらも
舞花の制服の裾を強く掴む。
「分かってる…!分かってるよ…。
けど私は奴らを殺してしまった。
そんなの望んたってもう…。」
そう言う彼女の声は震えており
そして目には涙が溜まっていた。
「…もっと生きたかったよぉ…!だって…お母さんにまだ親孝行していなかったんだもん…!こんな私をヤエザクラに入れようと必死に働いてくれて…。
いつか私もお母さんに返そうと思ったのに…!
なのに、奴らに滅茶苦茶にされて終いには命を奪われて…!奴らを許せなくて悔しくてでも苦しくて悲しくて心の中がぐちゃぐちゃになって…
私…っうわぁぁぁ!!」
と今まで怨みで抑えられていた感情が押し寄せてきたのか彼女は泣き出した。
大粒の涙が地面に溢れ落ちる。
そんな彼女を力を注ぎ込みつつも優しく背中を擦りながらも
「そうよね。それが本当の望みなのよね。
ありがとう。話してくれて。
痛かったね。辛かったね。
頑張ったね。後のことは私達に任せて。必ずあなたを苦しめてきた奴らにそれ相応の罰を与えさせるから。」と優しく口にした。
彼女の様子を見る限り怨みの感情が消えかけているように見えた舞花は、最後に力を強めて彼女の中にある怨みを取り除いた。
彼女の中から出てきたのは黒い渦のようなもの。
まとわりついていた怨みだ。彼女がいたから強かったものの本来、普通の妖よりも脆い存在のため軽く攻撃すれば消える。
舞花は桜子を呼び出し、消すよう指示して桜子は鉄扇で怨みを切り刻んだ。怨みは灰のように散っていった。
怨みが散った後、彼女は光に包まれる。
光が消えた後、二人はきっと怨みが消えてのと同時に彼女も消えていったのだと思っていた。
が違っていた。
目の前には
た髪は頭の右側でまとめてあり、和風の召使いの服を身に纏う、照山鈴菜らしき人がいた。