クールな綺堂くんの理性が夜だけ狂います。


「柑菜ちゃん、わたしたちも行ってみよ! 女子たちがこれだけ騒がしいってことは、イケメンが来てるに違いない!」


凛花ちゃんに連れられて廊下へ出ると、女の子がみんな声をそろえて「三人ともイケメンすぎる!」って。


どうやら、イケメン集団が来てる......らしい。


「ね、柑菜ちゃん聞いた⁉︎ イケメンだって!」


「う、うん。でも、わたしあんまり興味ない――って、ん?」


噂になってる三人が、視界に入ってきた。


三人とも背が高くてすらっとしてるから、少し離れたこの場所からでも結構はっきり顔が見える。


たしかに全員イケメン......だ。


これは、女の子たちが騒ぐのも無理ない......って、そこじゃなくて!


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