血管交換シヨ?
窓とは反対側の薄く開いたままのドアからも
ちょっと弱めの光の筋が壁まで伸びている。
ポストカードの中で微笑む少女の顔を閉じ込めるように並ぶ三本の光の柱。
まるで牢獄みたいだった。
その瞬間に、心を強くツキくんに囚われている自分のカタチがよく解った。
牢獄なんだ。
抜け出せる鍵はツキくんだけが持っている。
いや。
ツキくんだってもう、持っていないかもしれない。
スズが逃げ出せないように、二度と見つからない場所に隠してしまったんだ。
スズは死ぬんだってことがはっきりと解った。
ツキくんの素肌の熱を感じる。
鼓膜の一番近くで
ツキくんの心臓の音、鼓動のペースを感じる。
あぁ。
スズはきっと、この人と死ぬんだって思った。
初めての感覚だった。
一緒に生きたい、笑顔が見たいと思えても
この人と死ぬんだろうって確信なんて持ったことがない。
なのにはっきりと解る。
ツキくんが居ない世界に
生き死になんて存在しない。
そこには本当のスズだって存在しないのかもしれない。
ツキくんが呼吸を繰り返す場所でしか
スズは正しい呼吸なんてできない。
ツキくんが生きたいのなら
スズの全てを捧げよう。
ツキくんが死んでしまいたいのなら
全て奪って一緒に死んであげる。
他には何も要らない。
望まないから、
ツキくんへの生殺与奪の権利だけが欲しいと思った。
ちょっと弱めの光の筋が壁まで伸びている。
ポストカードの中で微笑む少女の顔を閉じ込めるように並ぶ三本の光の柱。
まるで牢獄みたいだった。
その瞬間に、心を強くツキくんに囚われている自分のカタチがよく解った。
牢獄なんだ。
抜け出せる鍵はツキくんだけが持っている。
いや。
ツキくんだってもう、持っていないかもしれない。
スズが逃げ出せないように、二度と見つからない場所に隠してしまったんだ。
スズは死ぬんだってことがはっきりと解った。
ツキくんの素肌の熱を感じる。
鼓膜の一番近くで
ツキくんの心臓の音、鼓動のペースを感じる。
あぁ。
スズはきっと、この人と死ぬんだって思った。
初めての感覚だった。
一緒に生きたい、笑顔が見たいと思えても
この人と死ぬんだろうって確信なんて持ったことがない。
なのにはっきりと解る。
ツキくんが居ない世界に
生き死になんて存在しない。
そこには本当のスズだって存在しないのかもしれない。
ツキくんが呼吸を繰り返す場所でしか
スズは正しい呼吸なんてできない。
ツキくんが生きたいのなら
スズの全てを捧げよう。
ツキくんが死んでしまいたいのなら
全て奪って一緒に死んであげる。
他には何も要らない。
望まないから、
ツキくんへの生殺与奪の権利だけが欲しいと思った。